岩手県、標高331mの高間木集落。秘境に住む川畑さんご夫婦の生活に密着。自給自足の野菜で昼ごはんの準備。野菜炒めや白菜の漬け物などが完成した。ヤーコンの葉で入れたお茶も出してくれた。夫の光さんは名古屋、妻の久美子さんは鹿児島で暮らしていた。鹿児島市内で生まれた久美子さんは集団就職で名古屋にやってきた。紡績工場で働き始めた。故郷の両親に負担はかけたくないと賢明に働いた。同じ工場で出会ったのが光男さんだった。2人は結婚を意識し始めたが、翌年オイルショックにより2人とも解雇になる。そこで光男さんの故郷である岩手県の集落で暮らすことになる。2人は移住後に結婚し、山奥での生活がスタートした。久美子さんはカルチャーショックの連続。光男さんは建築会社に就職した。久美子さんは義理の両親と農作業をすることになった。夫の支えもあり徐々に田舎暮らしに慣れていき、2人の子どもにも恵まれた。移住して約50年がたった。久美子さんはこの場所での生活は手放したくないと話す。