熊の駆除を巡り警察庁は原則ハンターに依頼する運用を維持しつつ、緊急時には警察官がライフル銃を使用することについて検討している。被害の多い県から要望を聞き取るなどした結果、きょうから秋田県と岩手県にライフル銃を扱う機動隊員を派遣し来週以降を目処に熊の駆除にあたる方針を決定した。ライフル銃を駆除に使用するため国家公安委員会の規則の一部を改正のうえ、生活圏に出没、人的被害のおそれある熊を対象にハンターとともに駆除にむかう。日本郵便は熊の出没を確認した場合など配達や集荷など一時的に見合わせる可能性があるとした。また近隣で熊が出没している地域でも原則午後5時から二輪車での配達を見合わせるとしている。配達に遅れが生じる場合もあるという。
