岸田首相はまもなく世界気候行動サミットの開会式に出席。首相周辺はアジアのリーダーとしての決意を示さなければいけないと話している。アジアは世界の温室効果ガス排出量の約半分を占めており、地球温暖化を防ぐためにはアジアでの脱炭素化の加速が不可欠。そこで岸田首相としては日本の脱炭素技術を生かして温暖化を止めると同時に日本経済の成長にも繋げたい考え。今回の会議で岸田首相は国内での石炭火力発電所の新設停止や再生可能エネルギーの利用拡大など日本の取り組みをアピールする見通しだが、コスト重視の途上国との温度差を埋められるかが課題。日本は環境NGOが対策に後ろ向きな国を悪い意味で表彰する化石賞に何度も選ばれてきたが、政府関係者は小さい団体が勝手にやっているもので選び方にも疑問があるため相手にしないという姿勢。日本としてはまず会議の参加国に取り組みをアピールして理解を得たい考え。