岸田総理大臣は総理官邸で記者会見を開き、来月予定されている自民党の総裁選に出馬しないと表明した。派閥の政治資金事件などの責任を取る形で2021年10月の政権発足から3年で退陣する。岸田総理は「自民党が変わることを示す最もわかりやすい最初の一歩は、私が身を引くこと」などと語った。岸田総理は会見で一連の政治資金事件に触れ、「所属議員が起こした重大な事態について組織の長として責任を取ることにいささかの、躊躇もない」と強調した。そのうえで次の自民党総裁については「政治の信頼回復に向け、改革マインドが後戻りすることがないような人であってもらいたい」と述べた。