横浜F・マリノスのサポーター歴13年のスチュアート・ウッドワードさん。1988年に横浜にあるイギリスの慈善団体のボランティアとしてイングランドから来日。1年の滞在予定が終わっても日本に残ることになり、その後はIT関係の仕事に就いて家庭を持った。日本で暮らして20年以上がたった頃、会社勤めに疲れて何をするにも億劫に。そんな時、サッカー好きの息子に誘われて行った横浜F・マリノスと柏レイソルの試合。上位をねらうチーム同士が激突した白熱の一戦だったが、スチュアートさんの心を動かしたのはスタンドの光景。過激なサポーターの暴力が問題になっていた1980年代のイギリスを知るスチュアートさんにとって、誰もが楽しめる日本のスタジアムは衝撃だった。翌年からマリノスを追って各地に足を運ぶように。スチュアートさんは「日本のサポーター文化は世界でも類を見ないもの。スタジアムにはグルメもあり家族連れで誰もが楽しめる。日本に来たらJリーグの試合を見てほしい」と話した。