4年ぶりに幕の内に復帰したのが、友風関。膝の靭帯断裂などを乗り越え、来場所に臨む。友風関は押しが持ち味。十両として先場所、土俵に上がった。二場所連続で、二桁勝利を上げ、九州場所での幕の内復帰を果たした。川崎市立富士見中学校でお話を伺った。この中学の部活で相撲に出会った。大学を卒業し2017年に入門。2年足らずで初入幕。史上4番目の記録に並ぶはやさだった。2019年九州場所で、骨を折り、膝の神経や靭帯を断裂。日常生活も危ぶまれる大ケガとなった。医師には土俵には上がれないと言われた。4度にわたる手術で入院生活は5カ月におよんだ。多くの人の応援が支えになった。まだ諦めるにははやいかなと思ったという。もういちど土俵に上がりたいと思った。ケガから1年あまりで本場所に復帰。母校の職員室の前には、友風関の活躍を伝える記事が貼られコーナーが作られている。川崎市の人たちの応援も活気づいている。
住所: 神奈川県川崎市川崎区富士見2-1-2