特定危険指定暴力団工藤会の壊滅作戦開始からきょうで10年。北九州市小倉北区の工藤会の本部事務所跡地にはNPO法人「抱樸」が生活が苦しい人たちが一時的に暮らせる場や地域の交流スペースを備えた福祉施設を建設する「希望のまちプロジェクト」を進めている。工事の入札が成立しなかったことから着工の時期は未定となっていたが団体は今月、業者の入札を年内に改めて公募し来年の1月から3月までに着工する見通しを示した。施設の完成は再来年度を予定している。団体によると施設は予算削減のため設計の一部を変更したが、物価高騰などの影響で新たに2億円以上の費用が必要になり、今月から始めたクラウドファンディングで1億円の資金を募りたいとしている。画像提供・手塚建築研究所。NPO法人「抱樸」奥田知志理事長のコメント。