米・ベッセント財務長官は27日にFOXビジネスネットワークのインタビューに応じ、相互関税の一時停止措置の期限が来月9日に迫っていることに触れ、「多くの国々がプレッシャーを感じていると思う」と述べた。その上で「非常にいい取引を持ちかけてきている国もある」などと、18の重要な貿易相手のうち10~12の相手と合意できる考えを示した。またこれらの相手と合意できれば、この他の密接な貿易関係がある20か国とも9月1日までに交渉をまとめることができるという認識を示した。合意できる見通しの国や地域については明らかにしていない。相互関税の停止期限を前に、各国との交渉が続く中でアメリカが有利な形での合意を引き出したい狙いもあるものとみられる。
一方、米・ラトニック商務長官は26日にブルームバーグテレビのインタビューで、中国と行った貿易協議を受けて両国が合意文書に署名したことを明らかにした。中国商務省は昨日「最近承認を経て両国の枠組みの詳細をさらに確認した」とする報道官のコメントを発表している。焦点となっているレアアースの輸出規制を巡っては「条件を満たす申請を法律に基づいて審査して承認する」と明らかにし、米側もそれに応じて中国に対する輸出規制などを撤廃する見通しを示した。両国は互いに課していた追加関税を大幅に引き下げた上で関税措置を巡る協議を続けていて、輸出規制が実際に緩和されて協議の進展につながるか注目されている。
一方、米・ラトニック商務長官は26日にブルームバーグテレビのインタビューで、中国と行った貿易協議を受けて両国が合意文書に署名したことを明らかにした。中国商務省は昨日「最近承認を経て両国の枠組みの詳細をさらに確認した」とする報道官のコメントを発表している。焦点となっているレアアースの輸出規制を巡っては「条件を満たす申請を法律に基づいて審査して承認する」と明らかにし、米側もそれに応じて中国に対する輸出規制などを撤廃する見通しを示した。両国は互いに課していた追加関税を大幅に引き下げた上で関税措置を巡る協議を続けていて、輸出規制が実際に緩和されて協議の進展につながるか注目されている。