民間エコノミスト37人の予測では2025年度の実質成長率は平均プラス1.11%と2024年度の平均を0.4上回っている。理由としては、賃金が物価を上回るペースで上昇し個人消費が持ち直すとみているため。2025年度の消費者物価指数は平均でプラス2.02%と今年度より低く、物価の上昇は一服するとみている。ただ今年も値上げは相次ぐ。今年1月〜4月には6121品目が値上げされ4か月連続で1000品目を超える。品目別では加工食品が最も多く、次いで酒類、飲料、パン(帝国データバンク調べ)。高い水準での賃上げの流れを中小企業にも広く波及させていくことが今年の大きなテーマとなる。