帯状疱疹の年齢別の発症率グラフ。50歳を過ぎると発症する人が大きく上昇しており、80歳までにおよそ3人に1人が発症するといわれている。2017年には、上皇后さまが帯状疱疹と診断された。原因は、海外の訪問による疲れとみられている。帯状疱疹の原因は子供のころにかかった水ぼうそうのウイルス。治ったあとも体内にウイルスが潜伏しストレスや加齢、免疫力の低下などで再活性化し帯状疱疹が発症するといわれている。およそ30年前から発症率が増加傾向にある帯状疱疹。2014年を境に発症率がぐんと増えている。この年に、子供への水ぼうそうワクチンの定期接種が始まり水ぼうそうにかかる子供が激減した。厚生労働省は来年度から原則65歳を対象に、帯状疱疹ワクチンの定期接種を始める方針を決めた。現在は任意接種の扱いで1万円から4万円程度かかるが、定期接種になれば一部が公費で補助される。