能登に通う常盤さんの気持ちを伺う。常盤さんは以前朝ドラ「まれ」で、能登で2か月撮影した。能登半島地震の影響で海底があらわになり、ドラマ撮影当時とは景色が大きく変わった。ドラマ撮影以降、常盤さんにとって能登は特別な場所になり、何度も訪れている。「連ドラの女王」と呼ばれていた常盤さんは、売れっ子ゆえの葛藤も抱えたが、大林宣彦監督の映画に出演した際、ロケ地での地元住民を招いた上映会が行われたときにお客さんから直接ことばを頂き、「スクリーンと客席を分けてしまっていた」ことに気づいたという。その後朝ドラ「まれ」で能登に来た際、能登へ「優しさ・温かさ・人として大事なものをすべて持っている」という想いが芽生えた。震災後、常盤さんは知人や避難所を訪ね、特に珠洲市大谷の避難所が今も忘れられないという。「誰も来てくれない場所によく来てくれたね」と言葉を頂き、「たった1人の笑顔でも私は取り返すことができたら」と思うようになったということ。
