自民党の総裁選挙はきのう、高市経済安全保障担当大臣が立候補を表明し、総合的な国力の強化が必要だとしたうえで「経済成長をあくまでもどこまでも追い求める」と決意を述べた。告示があさってに迫る中、立候補を予定する議員は党員票の獲得に向けた働きかけや政策の発信を強めている。石破元幹事長は大阪市で地方議員らと面会し、協力を求めた。加藤元官房長官はきょう記者会見し、公約などを説明することにしている。小泉進次郎氏は「選択的夫婦別姓」について「賛成の立場で政治活動をしている」と述べた。河野デジタル大臣は、茨城県常総市で自動運転の実証実験を視察した。小林鷹之氏は、群馬県高崎市で農家と意見を交わした。林官房長官は英語で記者会見し、経済情勢について、デフレ経済の終わりが見え実質賃金もプラスになったとしたうえで「この良い流れを止めることなくさらに加速させなければならない」と述べた。茂木幹事長は、沖縄県与那国島を訪れいわゆる「台湾有事」を巡り、「平和と安定が確保される措置をとっていきたい」と述べた。立候補を目指す議員の推薦人確保の動きも大詰めを迎えている。上川外務大臣に近い議員は“あす記者会見を開きたい”としている。齋藤経済産業大臣、野田聖子氏、青山繁晴氏も意欲を示している。