北朝鮮メディアは新たに建設された「平壌総合病院」竣工式がきのう行われたと伝え、テープカットを行う金総書記や病院内の映像を公開した。金総書記は演説で「一番成し遂げたかったことだ」と述べ、喜びをあらわにした。一方で金総書記は保健部門の発展が他の分野に比べて停滞しているとして、現在の保健省は「何もできない」と批判した。かつて当局が製作した看護師の制服を見て「あきれて批判した」と厳しく叱責した。北朝鮮は今週10日に迎える朝鮮労働党創建80年の記念日に合わせ、市民生活の向上に取り組む姿勢を強調する狙いがあるとみられる。