第7位に「なぞとき」がランクイン。時は江戸、病弱ながらも優しくて知恵の働く長崎屋の若だんなが、難事件・珍事件を妖とともに解決する物語である。シリーズ23作目となる本作では、屈強な使用人・佐助が大怪我を負って店に戻るところから始まる。佐助は小鬼にやられたと言い張るが、皆が疑問に思っていた時「賭けをしないか」と妖の1人が声をかける。佐助の怪我の真相を突き止めたものが若だんなに願いを叶えてもらうものである。
第5位はお笑いコンビ「ハライチ」の岩井勇気さんの「この平坦な道を僕はまっすぐ歩けない」がランクインした。岩井さんが日常でふと抱いた違和感に牙をむく24編を収録したエッセイとなっている。例えば「許す」をテーマにしたエピソードでは怒らずに一日を過ごしてみることにし、一日を終えた岩井さんが心に決めた衝撃的なあることが書かれているという。
第4位は「暗殺」がランクインした。実際の事件をベースにしたサスペンス小説である。
第3位は「変な家2〜11の間取り図〜」がランクイン。
第2位は「はぴはぴ くるねこ 13」がランクイン。シリーズ累計300万部を突破した著者と猫たちの日常を描いたコミックエッセイの最新巻である。
第1位は「本を読んだことがない32歳がはじめて本を読む」がランクイン。タイトルの通り人生で1冊も本を読んだことがないというウェブライターのみくのしんさんが「走れメロス」を始め4作品に初挑戦した。号泣と絶叫がこだまする斬新すぎる読書体験が綴られた1冊である。