石川県ゆかりの作家の資料などを展示する金沢市の「石川近代文学館」は、能登半島地震で文学館が入る建物が被害を受けて休館が続いているため、例年この時期に行う春の企画展を近くにある県立歴史博物館の展示スペースを使って開いている。金沢市広坂にある「石川近代文学館」が入る建物は能登半島地震で室内の壁が崩れるなどの被害を受けた影響で修繕工事が必要となったため、地震の発生以降、休館が続いている。これを受けて文学館は、例年この時期に行う春の企画展を近くにある県立歴史博物館の展示スペースを使って先月27日から開いている。金沢市出身の文豪、泉鏡花の作品の原稿など県内ゆかりの作家の作品を中心におよそ210点を展示。志賀町出身の歌人の短歌など、能登地方の作家の作品を紹介するコーナーを設けている。企画展は来月23日まで開催。