天皇皇后両陛下が即位後初めて、被爆地の広島県を訪問して、被爆者などと懇談した。天皇皇后両陛下は広島県・三原市では、車の中から多くの人々に笑顔で手を振って応えた。広島市の平和公園では、慰霊碑に花を供えた。天皇陛下は、昭和52年には長崎市、昭和56年には広島市を訪問した。令和3年の記者会見では、「先の大戦で世界で唯一の被爆地となった広島、長崎には、永く心を寄せていきたいと思います」と述べた。両陛下は新たに設けられた被爆遺構の展示施設を視察したり、原爆資料館を訪ねて、日本被団協(日本原水爆被害者団体協議会)が去年、ノーベル平和賞を受賞した時の賞状のレプリカなどを視察した。さらに両陛下は、被爆者・伝承者と懇談した。両陛下は9月には、長崎を訪問する予定。
住所: 広島県広島市中区中島町1-2