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「広島平和記念資料館」 のテレビ露出情報

昨年度、開館以来、最も多い198万人余りが訪れた広島市の原爆資料館。先週金曜日からは新たに寄贈された被爆資料の展示が始まった。被爆から79年がたった今も全国から年間数百点に上る遺品や資料が寄せられている。今回、展示を担当したのは24歳の新人学芸員。これから先、どのようにヒロシマの記憶を若い世代につないでいくのか。大きな使命感をもって臨んでいた。広島市出身の山下真拓さん。去年12年ぶりに入った新卒の学芸員。任されることになった新着資料展は1年間に全国各地から寄贈された資料の展示のしかたを決めていく大仕事。山下さんは今とのつながりを感じてもらう展示にしたいと心に決めていた。大学時代に広島を離れた山下さん。同世代が被爆について関心がないことを痛感した。山下さん自身も被爆者だった祖父にその体験を詳しく聞けなかったことを後悔している。被爆者から直接体験を聞くことができなくなっていく中、学芸員として自分たちの世代が関わりを感じられるような展示を作りたいと考えた。
展示に向けて注目したのは手紙の資料。姉妹2人が被爆前に家族に宛てて書いたもの。何気ない日常が次第に失われていく怖さは今の時代でも想像できるはずだと考えた。清水麗子さん、喜美子さん姉妹。広島県北部の村出身で2人は原爆ドーム近くの郵便局で働いていた。穏やかな日々の様子がつづられていたが、次第に不安な気持ちが表れるようになる。8月6日、2人は郵便局で被爆した。遺骨は今も見つかっていない。この資料にどのような説明を添えるか。山下さんは客観的な情報だけでなく、今とのつながりをより感じられる工夫ができないか考えていた。ヒントをくれたのはこの資料の受け取りを担当した上司だった。残された家族の思いも知ってもらうことで今も変わらない悲しみが伝わるのではないかという。山下さんは説明文の最後にエピソードを付け加えた。新着資料展の初日。展示スペースには寄贈された955点のうち山下さんが選んだ134点が並んだ。姉妹の手紙。力を入れた説明文が添えられている。「戦後、母親が近くの山で大きな声で2人の名前を叫んでいた」。展示の前に多くの人が足を止めていた。大役を果たした山下さん。学芸員として原爆の記憶をつないでいく責任を新たにかみしめていた。学芸員の山下さんは今後寄せられる被爆資料を受け取る際は家族がなぜ今寄贈することを決断したのか、詳しく聞きたいと話していた。その中に伝えていくべき思いを読み取っていきたいということ。令和4年度の寄贈分を展示した新着資料展は来年2月25日までの開催。
住所: 広島県広島市中区中島町1-2
URL: http://www.pcf.city.hiroshima.jp/

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年6月13日放送 16:05 - 17:00 NHK総合
午後LIVE ニュースーンNEWS日替わりプレート
VR映像のモデルとなった証言を行った兒玉さんは5年前に亡くなる直前まで被爆の証言を続けてきた。12歳のときに爆心地から850mほど離れた中学校で被爆し、中学校では288人の同級生を失った。自分だけが生き残ったことが申し訳ないという気持ちだったと振り返っている。同級生のケガの詳細や発せられた言葉が記録されていて、美術を学ぶ学生に被爆の苦しみを伝えて描いてもらい[…続きを読む]

2025年5月20日放送 13:05 - 13:55 NHK総合
列島ニュース(広島局 昼のニュース)
大阪・関西万博に合わせて来日したパラグアイのペニャ大統領が今日広島市の平和公園を訪れ、パラグアイの子どもたちが作った折り鶴を原爆の子の像に奉納し、慰霊碑に献花をして原爆の犠牲者に祈りを捧げた。ペニャ大統領が広島市を公式訪問するのは初めてで、原爆資料館も訪れて原爆の被害の大きさなどについて説明を受けた。

2025年5月19日放送 18:00 - 18:10 NHK総合
ニュース(ニュース)
天皇皇后両陛下は来月19日から2日間の日程で被爆地・広島を訪問し、戦後80年にあたって戦没者を慰霊されることになった。両陛下の広島訪問は即位後初めてで、来月19日に特別機で広島空港に到着した後、広島市の平和公園を訪ね原爆慰霊碑に花を備えて犠牲者を慰霊される。被爆遺構展示施設を視察後、原爆資料館で被爆者などと懇談される。翌日は市内の原爆養護ホームを訪問して被爆[…続きを読む]

2025年5月19日放送 15:49 - 19:00 TBS
Nスタ(ニュース)
宮内庁によると両陛下は来月19日から2日間の日程で広島県を訪問。両陛下は特別機で広島県に入ったあとに原爆死没者慰霊碑に花を供え、戦争で亡くなった多くの人たちを偲ばれる。また広島平和記念資料館や原爆養護ホームの矢野おりづる園を訪れる。

2025年5月19日放送 5:00 - 6:00 NHK総合
NHKニュース おはよう日本戦後80年
美術作家の菅さんはこれまで原爆を題材にした作品を制作してきた。広島県外出身の菅さんが初めて人形を見たのは小学校の修学旅行で原爆資料館を訪れた時衝撃を受けた。人形は2017年撤去された。菅さんは人形にも被爆の実相を伝える力があると考えていて、原爆資料館から人形を借り約8か月間調査した。

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