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「広島広域公園」 のテレビ露出情報

広島市にある大学に通う倉本莉々子さんを取材。莉々子さんは生まれつき難聴を患っている。現在は両耳に人工内耳を埋め込み、静かな場所でならある程度会話は可能。人工内耳なしの聴力レベルは飛行機の通過音が聞こえない120デシベル相当で障がい者手帳2級、重度の難聴に当てはまる。「テニス」と出会ったのは小学4年生のとき。テニスでは一般的にタイミングを計るために「打球音」が重要とされるが莉々子さんはその音が聞こえづらいというハンデを背負う。しかし軟式テニス部に所属した中学最後の区大会で団体・個人のダブル優勝を果たし、テニスで人生初の表彰台に上がった。その後高校2年生のときに聴覚障がい者のテニス「デフテニス」の存在を知る。競技を始めるとめきめき頭角を現し大学3年生で出場したデフテニス全国大会のシングルスで初優勝。さらに去年の全国大会ではダブルスで初優勝。その活躍に「広島県スポーツ知事表彰」が与えられた。倉本は「デフテニスは自分の人生を変えてくれた存在で、もし私がテニスをしていなかったら今の自分ではない。元々自信のなかった私でも変えることができたので、本当にテニスにありがとうと思っている」と話す。今月11日広島広域公園テニスコートに集まっていたのは難聴の子ども達。莉々子さんは月に1度、先生としてデフテニス教室を開催している。一緒にテニスを教えているのは3歳上の姉・萌々子さん。彼女もまた生まれつきの難聴を抱え、両耳に補聴器をつけて生活している。同じ「難聴」を持ちテニス競技の先輩でもある姉は、莉々子さんにとって大きな憧れと尊敬を抱く存在。姉・萌々子さんは、広島にはデフテニス教室がなかったから、広島でもそういう機会を作れたらいいなということで始まったなどと話した。この日は、子ども15人の指導にあたった。子どもとのふれあいはもちろん、様々な不安を抱える保護者との関わりも大切にしている。莉々子さんは、苦手だった健常者とのコミュニケーションも、仲間との大学生活を通じて積極的に考えられるようになった。この春、大学を卒業する。莉々子さんは、同じような障害を持つ人も自分の生き方を見て、耳が聞こえなくても大丈夫と思ってもらえるような大人になりたいなどと話した。
住所: 広島県広島市安佐南区大塚西5
URL: http://www.sports-or.city.hiroshima.jp/locate/01/

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