今年は広島と長崎に原爆が投下されて80年となる。広島放送局では去年11月に被爆80年に向けたプロジェクトを立ち上げ、「わたしが、がつなぐ」と題してホームページで様々な動画を紹介している。広島市の高校3年生の樋口文美菜さんは、被爆者の方から当時の話を聞き取って、絵に描く活動をしている一人。原爆を投下した爆撃機に搭乗していた米国人の軍人の孫と、広島と長崎で2度被爆した被爆者の孫の交流を取材した特集の紹介。去年、日本被団協がノーベル平和賞を受賞したが、結成当時から活動に関わった97歳の被爆者・阿部静子さんの特集の紹介。ホームページでは被爆者の方からこれまで広島放送局に届いた手紙を朗読の形で紹介するコーナーも設けている。広島放送局では全国各地の被爆者の方からの手紙を新たに募集している。