広島の羽月隆太郎選手を紹介。足のスペシャリストで今季は自己最多50試合に出場し、14盗塁をマークした。1軍に定着したことで1年前とはファンの反応も変わったという。羽月選手が最も印象の残っているというのがCSファーストステージの初戦、代走で出場し初球で盗塁した場面。失敗なら同点のチャンスがつぶれる場面だったが、相手投手が“初球の前にけん制はない”という読みから走ったという。羽月選手はこのプレーでチームの逆転勝利を呼び込んだ。思い切った盗塁の裏には新井監督の後押しがあったという。一方で課題は打率1割台だったバッティング。秋季キャンプでは同じく俊足で鳴らした福地コーチの指導の元、低い打球で外野前に運ぶ意識に変えた。スーパーサブからレギュラーを目指し挑戦している。