セリーグで2位につける広島の中継・塹江敦也投手。プロ10年目の今年、大胆なフォームの変更に取りくみブルペンを支えている。去年までの投球フォームはオーソドックスなオーバースロー。150キロを超えるストレートが武器だったが、コントロールが課題だった。危機感を抱いていた去年11月、塹江投手は次のシーズンに向け新井監督と面談した。藤井コーチ、黒田アドバイザー、横山コーチ、菊地原コーチも同席。そこで提案されたのが腕を下げて投げるという新たな選択肢だった。以前よりコントロールしやすくなった上、急速も落ちずにバッターの手元で変化する新しい武器になった。