Aさんに電話がかかってきたのは今月14日朝6時前。朝早かったので電話に出られなかったが、着信履歴には仕事の関係者の名前があった。折り返したところ、電話にでた仕事の関係者は「電話をかけていませんよ、発信履歴も何も残っていません」と言われたとのこと。同様の問い合わせが複数あったという。神戸大学・森井名誉教授によると、電話番号スプーフィングだという。相手に実際の電話番号ではなく、自分が選んだ電話番号を表示させることができる機能とのこと。電話番号スプーフィングと呼ばれ、これが今詐欺などに悪用されている。まず電話の発信先を偽りたい人物は、海外の通信会社などに偽装したい電話番号を伝える。それを受けた通信会社が番号を偽装。そして偽装された電話番号で被害者に着信があるという仕組み。日本の通信各社は、偽装された電話番号への対策を行うも完全にはなくなっていない。番号偽装で詐欺の危険が増すと警鐘している。今月には、警察になりすまし、広島県の男性から約2億円をだましとり、男が逮捕された。男らは電話番号を偽装する手口を使っていたとみられ、被害額は全国で約7億3000万円にものぼっている。
