生成AIを巡り石破総理大臣は、京都市で開かれている科学技術に関する国際会議にビデオメッセージを寄せ、「医療や教育をはじめ社会のさまざまなフィールドで革命的な変化をもたらしつつある一方で、発展が急速であるがゆえに偽情報、プライバシーといったリスクも表面化している」と指摘した。その上で、生成AIの規制や活用に向け、去年のG7広島サミットで立ち上げた枠組み「広島AIプロセス」を踏まえ、日本として国際的なルール作りに向けた研究開発に貢献していく考えを強調した。一方、来年の大阪関西万博について「未来社会の実験場として日本発の最先端技術が世界に向けて発信される。科学技術の力で切り開く新たな未来社会の姿を思い描き、さらなるイノベーションを生み出す起点となることを期待している」と述べた。