230万人が暮らす日本屈指の大都市名古屋。ホンドギツネの姿がカメラに映った。今回の調査では4台のカメラでキツネの姿をとらえることができた。撮影されたのは名古屋城の外側、東のお掘りに集中していた。キツネにとってお掘りは人を気にせず食べ物探しができる恰好の食事場所になっている。
庄内川の川沿いでは10か所でキツネを見つけることができた。キツネは鳥や小型の哺乳類を狙うハンターで大好物はネズミ。普段は茂みなどに隠れて暮らす一方で、狩りは見通しの良い草原などで行う。庄内川にはその両方が揃っていてキツネが暮らすのにうってつけの環境。キツネは子どもを安全に育てるため地面に巣穴を掘る。砂地で穴を掘りやすい川沿いは子育てにも恰好の場所。