深刻な経営難に陥って、生徒数が激減した和歌山県の南陵高校。バスケットボール部の奮闘を取材。部員は3年生の6人だけ。それでも、高校バスケの頂点を決めるインターハイに出場。部員が6人になったのは、学校が深刻な経営難に陥ったため。厳しい環境の中、逆境を乗り越え、全国に勝ち上がってきた。バスケは1チーム5人で戦うスポーツ。試合形式の練習では人数が足りない。バスケ部を率いる和中裕輔監督も、6人だけのチームを指導する難しさを感じていた。けがで一人でも欠けてしまうと、練習すらままならないのが現状。6人だけで臨んだ県大会で、見事優勝。4年連続で全国大会に出場している南陵高校。かつては、県内屈指の強豪として知られ、全国から多くの選手が集まってくるほどだった。南陵高校は、深刻な経営難に陥り、教職員の給与未払いや、公共料金の滞納など、問題が多発。不安を抱いた生徒たちが相次ぎ転校し、県からは新たな生徒の募集を禁止された。その結果、全校生徒は18人にまで激減してしまった。40人以上が所属していたバスケ部も、今では6人だけに。バスケ部が暮らす寮も大変なことになっていた。連日、猛暑が続くが、練習を行う体育館にエアコンはない。マネージャーもいないため、練習前の準備もすべて6人で手分けして行う。インターハイ2024バスケットボール競技大会は全国の強豪53校が頂点を目指す戦い。和歌山南陵75−67延岡学園(宮崎)。
住所: 宮崎県延岡市大峡町7820
URL: http://www.nobeokagakuen-ed.jp
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