アフター更年期においてもう1つ注意したいのは、骨粗しょう症。弘前大学では市と協力し、住民たちに血液や骨など3000項目にわたる健康調査「岩木健康増進プロジェクト検診」を20年以上行っている。整形外科を担当するのは、熊谷医師。8年にわたる追跡調査によれば、骨粗しょう症は気づきにくく約1割の人が圧迫骨折を起こしていた。このプロジェクトで今年から加わる検査項目がある。それは、若返りタンパク質の検査「DEL-1」。新潟大学の前川教授は、DEL-1が骨の中で老化を抑制するメカニズムを解明した。DEL-1をはかることで骨の老化具合を推測できるとされ、新しい検査として期待されている。前川教授は、体内でDEL-1を増やす骨粗しょう症の治療薬の開発を進めているが、普段の生活習慣でもDEL-1を増やせないかと調べている。その調査にボランティアで参加しているのは山原さん。まず今のDEL-1をはかるために唾液を採取する。分析の結果、DEL-1の濃度は21.1だった。このDEL-1を増やすための生活習慣として、山原さんが行ったのは毎日10分以上のウオーキング。約2週間で1.5倍にDEL-1が増えるとのこと。そして、食事に加えたのがアマニ油。1日に小さじ1杯で約1.5倍まで上がるという。山原さんはウオーキングにアマニ油生活を3週間続けた。そして再びDEL-1の測定をすると、21.2から42.3に増えていた。10歳ほど若返ったことになるという。さらに山原さんは、立ったままズボンがはけるようになったと喜んでいた。前川教授によると、ウオーキングやアマニ油を続けてDEL-1が増えたことで、関節や筋肉の炎症が抑えられて足腰が動かしやすくなった可能性があるとのこと。このまま続けていけば、半年後には骨密度アップも期待できるそう。
住所: 青森県弘前市文京町1
URL: http://www.hirosaki-u.ac.jp/
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