団体決勝は3種目へのつり輪へ。日本は橋本の落下で想定が崩れ、中国にリードを許していた。中国は世界最高峰の演技で日本を突き放しにかかる。技の難度で劣る日本はつり輪でさらに3点以上離されることも覚悟していたが、必死にくらいついた。Eスコアで意地を見せ、事前の想定よりも点差を抑えることができた。4種目目は日本が得意とする跳馬。3人目の谷川は最高難度の大技リ・セグァン2で勝負に出たが、着地で膝と両手をつき大きく減点された。中国は平行棒でも圧倒的なスコアを叩き出し日本を引き離した。最終種目の鉄棒を前に中国との差は3.267。0.1を争う体操では絶望的な点差だったが、気持ちは途切れていなかった。