小説「影の雨」は人類がいなくなった世界に残されたAIが感情とは何のためにあるのか探求するという内容の短編小説。作家の九段理江さんは去年「東京都同情塔」で芥川賞を受賞。作品の5%にAIを活用した発言し注目された。九段は今回、企画でAIに95%を書かせることに挑戦。AIが創造性を発揮し、本物の小説を書くことができるのか。作品づくりの前に、九段さんは小説のクオリティをあげるために最も大切にしていることを教えた。それは他人のためにではなく好奇心・探求に従って書くことだという。しかし何度やり取りしもてAIは自身のためではなく九段さんのために創作するという姿勢しか示そうとしなかったという。九段さんは、AIは最初から人間の役に立つように設計されているもので、AIが自分のために小説を書こう、にはやはりならなかったと話した。