窓口負担が2割に増えた背景には、後期高齢者の医療費の約4割を現役世代が負担している現状がある。人口の多い団塊の世代が75歳以上になり現役世代の負担は更に増加、この負担を少しでも減らすために後期高齢者の一部も負担することになった。続いて取材班が向かったのは高齢者が多く住む板橋区の高島平団地。食費を減らす、ぜいたくしないようになどプチぜいたくを控え節約するという声も。東洋大学の高野龍昭教授は、一番重要なのは健康寿命を伸ばす取り組みで、様々な社会参加・社会的活動、人と人とのつながりなどを続けるような暮らしを送ると健康寿命が延びると話した。医療費だけでなく社会保障サービス全体で高齢者の負担軽減を考えていくことも解決策の一つになりそう。