去年5月、大分・日田市の市道で、駐車禁止と制限速度を示す道路標識が高さおよそ4メートルのポールごと根元から折れ、下校中の女子児童がケガをした。これを受けて、警察は県内すべての小学校と特別支援学校の通学路にある標識1万5875本を緊急点検したという。その結果、腐食などのため補修が必要なものが4本あることが分かり、今月までにすべて撤去したうえで新しい標識を設置したという。警察は、今回点検が行われなかった2万本余りの標識についても、設置から10年が経過したものを対象に点検する方針。また、標識を新たに整備する際には、腐食しやすい地面との境界に亜鉛製のテープを貼るなどして耐久性の向上を図ることにしている。