わずか10分で打ち切りになったという年収103万円の壁を巡る協議。先週の協議で与党側は103万円から123万円まで引き上げることを提案。しかし国民民主側はほど遠いと突っぱねていた。昨日の協議では与党がどこまで歩み寄れるかが注目されていたが新たな提案はなかった。協議決裂後、国民民主党の古川元久税調会長は事の顛末を報告。「これ以上の協議はやめます」「打ち切りとさせていただきます」と通告をして席を立ったという。国民民主党代議士会の映像。自民党。宮沢洋一税調会長は「新たな提案がないのであればこれ以上協議できないと言ってお帰りになられた」とコメント。国民民主党・榛葉賀津也幹事長は「国民がいちばん怒っている」とコメント。自民党税調・後藤茂之小委員長は「8兆円の大きな財源に穴を開けるのは難しい」とコメント。自民党の税制調査会は幹部だけによる会合を開いた。178万円は現実的ではないという。対する国民民主党は強気。「来年度の本予算への対応はこのままでは無理」だと榛葉幹事長がいう。