南海トラフ巨大地震で津波の浸水が想定される太平洋沿岸の高齢者施設のうち、臨時情報が出されて事前の避難を呼びかけられた場合でも「しない・できない」と答えた施設が専門家の調査で6割以上にのぼった。西予市の特別養護老人ホームでは入所者の9割以上が車いすだが、のせられる車両が限られている。避難先候補として同じ法人の施設があるが、避難するにはスペースやベッドが足りない。施設長は他の施設から応援があれば避難しやすくなると話した。専門家が施設同士の応援や連携が機能していると評価しているのがおととしの秋田の大雨災害のケース。五城目町の施設では川が溢れる前に避難を決断し、避難の受け入れや車の手配もスムーズに進んだ。複数の社会福祉法人が連携して災害時の対応などにあたる制度を使って、普段から施設同士の関係づくりを進めていた。
住所: 徳島県徳島市新蔵町2-24
URL: http://www.tokushima-u.ac.jp/
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