去年12月以降、インド・コルカタ市内の病院で看護師2人がニパウイルスに感染し、このうち1人は重篤な状態。感染すると発熱・頭痛・嘔吐などの症状があり、重症化すると「急性脳炎」を起こし死に至る場合もある。WHO世界保健機関によると、発症時の致死率は40~75%とされていて、ウイルスを持つコウモリが食べたフルーツなどを通じて感染するほか、患者との濃厚接触によりヒトからヒトに感染することもある。インド保健省は感染者2人に接触した196人を検査し「全員が陰性だった」と発表したが、感染経路は判然とせず状況を注視している。現在、治療法やワクチンは確立されていない。インド国外での感染は報告されていないものの、タイやベトナムの空港ではインドからの入国社の検疫を強化するほか、日本の外務省もニパウイルス感染症に関する注意喚起を行っている。
