熊本県の宇城市や隣の宇土市などでは計44軒の農家が、大粒で酸味と甘みのバランスがよく香りが強い「恋のぞみ」といういちごの栽培に取り組んでいる。「恋のぞみ」の収穫は先月上旬から始まっていて、松永さんの農業用ハウスでもけさ収穫作業が行われた。このハウスでは収穫時の足腰への負担を減らすため、1メートル20センチほどの高さに設置した棚で育てる「高設栽培」という方法がとられている。地元のJAによると、ことしは猛暑の影響で生育が遅れ気味だったがその後持ち直し、見た目、味とも良好に仕上がっているという。「恋のぞみ」の収穫は、来年5月中旬まで続く。