鹿児島市が実施する「チョイソコ かごしま」というサービスは、事前に予約を受け鹿児島市の郊外にある谷山地区に設置された停留所に8人乗りのワゴン車を配車し、利用者をスーパーマーケットや病院など希望する場所まで運ぶ。停留所は95か所で、配車にはAIを導入し、交通状況などを踏まえ最適な運行ルートを検索するため人的な負担軽減も期待されるという。きょうは今月20日から始まる実証実験を前に谷山地区・JR慈眼寺駅で試走式が行われ、さっそく地元の市民が乗り込んで車の乗り心地などを確かめた。実証実験は来年1月末まで行われ、期間中の運賃は無料で事前に利用者登録を行い、インターネットか電話で予約すれば誰でも利用可能。鹿児島市によると市内には公共交通機関が少ない地区が谷山を含めて喜入や郡山など合計11か所あり、市では谷山以外の地区での運用も検討することにしており、利便性の向上が期待される。