セブン&アイホールディングスがきのう、そごう・西武を売却。企業価値は、約2200億円だったが負債などを差し引き譲渡額は8500万円となる見込み。その前日、東京・池袋の本店でストライキが決行された。三越伊勢丹や高島屋の労働組合も参加し、約300人で行われたデモ。大手百貨店としては61年ぶりのストライキで、写真を撮っていた70代の男性は懐かしいなと、昔自分たちもやった経験があるのでと話していた。1960年~1980年は年間のストライキ1000件以上行われていた。1980年の慶応病院で行われた医療従事者によるストライキで要求しているのは大幅増員。また様々な業種によるストライキで主に賃上げを求めるゼネストも頻繁に行われた。中でも旧国鉄の春闘では、年に一度の恒例行事となっていて、スト中は私鉄に人が殺到していた。電車が走らない線路を歩いて通勤するサラリーマンたちもみられた。しかしストライキは1974年をピークに減少を続け、去年はわずか33件となった。経済評論家の加谷珪一氏は、1970年代はまだ日本の成長はかなり高い状態で毎年賃金が上がっていた、労働組合側としても経営側に強気で要求をすることが可能だったが、最近は日本は低成長あるいはゼロ成長になっているので会社の存続すら危ないという企業も多い、労働組合もまずは雇用の優先ということになりますからあまり強気で賃上げ交渉が出来ないそういう環境もあるかと思う、と説明した。最近ではめったに見ることが亡くなったストライキをバックに撮影をしていた親子。父は、団体交渉権が行使されるのが珍しいことなので、それがどういう社会的意味を持つのかということをまだ小さいけど教えたいなと思って、などと語っていた。
住所: 東京都新宿区信濃町35
URL: http://www.hosp.keio.ac.jp/
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