先月、埼玉・所沢市の住宅に4人組が押し入った事件で、実行役らを勧誘したリクルーターとみられる愛知・知多市の会社員が逮捕された。一連の事件で実行役より上位に位置する容疑者が逮捕されるのは初めて。警察によると先月、埼玉・所沢市の住宅に闇バイトで集められた実行役の4人組が押し入り夫婦を刃物で切りつけて現金を奪った事件で、このうち3人を指示役に仲介するなどして事件を起こさせたとして強盗傷害などの疑いがもたれている。埼玉県警などの合同捜査本部がスマートフォンの解析などを進めた結果、容疑者が事件に関わった疑いがあることが分かったという。容疑者は秘匿性の高いアプリで実行役らを現場近くに誘導したが、その後の具体的な強盗の指示は指示役が出していて、闇バイトを集めるリクルーターとみられるという。捜査関係者によると調べに対し容疑を認め“実行役の人たちをSNSで募集をかけた。金に困ってやった”と供述しているという。