脳にはシステム1とシステム2という情報を処理する機能が2つある。システム1は直感で素早く判断する機能。対してシステム2は時間をかけてじっくり判断する機能。この2つのバランスが重要だが、反応の早いシステム1の方が先に判断を行ってしまう。そのシステム1がさらに強く働く時がある。疲れている時などは直感的な思考が強く印象づく。静岡理工科大学准教授の渡邊言也さんは、「脳の扁桃体という恐怖・不安・緊張に反応するセンサーが強く反応すると心拍数が上がったり筋肉がこわばったりする。これは戦うか逃げるかに備える反応だが、冷静に判断したり繊細な動きをする場面ではかえってミスにつながる」と話す。扁桃体は生存戦略としてシステム1をパワーアップさせるが、現代社会では暴走することもある。
