2023年11月に漫画雑誌にある作品が掲載され話題に。それは手塚治虫のブラックジャックの新作。この作品はあらすじをAIが作った。そのプロジェクトに参加したのは村井源さん。人工知能で手塚治虫の面白さや魅力に迫れるかを確認しようという取り組みで、どこまで人工知能が創作というものを理解し人間のサポーターとなっていけるか。その限界や到達点を探っていこうというプロジェクト。物語の構造を分析し数理モデルにして新しい手塚治虫風作品の構造を作る。物語をシーンごとに分割し各シーンの出来事や登場人物のアクションを記号化しデータに落とすという手法を開発したという。時系列的にどのように物語が変化し、キャラの特徴、どこでアクションをするのかを統計的に抽出しよく出てくるパターンが主要な特徴となりそれを組み合わせていく。しかしそのデータ化の作業が苦労したという。そのために数年かかったという。