罪を犯した人への刑罰の懲役と禁錮が廃止され、きょうから拘禁刑が導入された。きょう施行された改正刑法では懲罰の意味合いが強かった懲役と禁錮が廃止され、立ち直りに重きをおいた拘禁刑に一本化された。これまで懲役の受刑者に義務として課されていた刑務作業は今後、社会復帰に必要と判断された場合に課されることになる。受刑者は年齢や障害の有無、刑期などによって24のグループに分けられた上で、その個性に合わせて社会復帰に向けた作業や指導内容が決められる。拘禁刑が適用されるのは、きょう以降に起きた事件や事故が対象だが、すでに収容中の受刑者にも同じ処遇をする。