- 出演者
- 池田伸子 伊藤海彦 志賀隼哉 斎藤希実子
オープニング映像。
「拘禁刑 なにが変わる」など、今日のラインナップを伝えた。
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- 大河ドラマ べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜
今日のおたより募集テーマは「あきらめないでよかったこと」。「母が3年前に腰を圧迫骨折したとき、毎日手足のマッサージをしていました。今では杖もなく歩けています」というおたよりに、池田さんは「良かったですね!お気をつけ下さい」などとコメントした。
志賀隼哉さんが、神奈川・三浦で、新名物を探す。「うらりマルシェ」で名物を聞いたところ、「茜身(マグロの血合い)」を勧められた。これまで捨てられていた部位だが、牛肉のような味わいで、焼いたり揚げたりして食べるという。
経済情報を伝えた。
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- 日経平均株価
先週ピークを迎えた株主総会で存在感を増している「モノ言う株主」について。モノ言う株主いわゆる「アクティビスト」から提案を受けた企業は52社と過去最多となった。この提案の中では株主への利益還元や自社株買いだけの要求だけでなく会社の方向性を決める取締役の人事に関わる提案が注目された。多くの注目を集めたのが「フジテレビ」の親会社の株主総会。大株主であるアメリカのアクティビストファンド「ダルトン・インベストメンツ」はガバナンス改革や不動産事業の切り離しといった提案に加えて「SBIホールディングス」の北尾吉孝社長など12人を新たな取締役にするよう提案した。ただ総会の採決の結果彼らの提案は全て否決された。一方で他の企業ではこのファンドの提案が認められるケースもあった。それが「ホギメディカル」と呼ばれる医療器具を製造する東京の企業のケース。そのなかではこのファンドはローゼンワルド最高投資責任者など3人の取締役候補を選ぶよう提案していた。これに対し会社側は反対していたが、総会での採決の結果会社側の候補に加えてローゼンワルド氏も社外取締役として選ばれた。この企業の株主は外国人株主も多く、そうした株主の支持を集めたとみられる。さらに市場関係者を驚かせたのは「太陽ホールディングス」という豊島区に本社を置く化学メーカーの株主総会。この企業のトップを長く勤めた佐藤栄治社長の再任をめぐってはアクティビストとして知られる香港のファンド「オアシス・マネジメント」が新たに参入した医療分野の事業経営に懸念があるなどして他の株主に対しこの社長の再任を反対するよう呼びかけていた。対する経営側は社長の実績などに問題はなとして反対し、両者の主張が真っ向から対立するなかで採決が行われた。この結果社長の再任が否決され社長はトップの座を奪われた。新たなトップは他の取締役から選ぶことになった。これ以外にも自動車部品メーカーである「東京コスモス電機」ではシンガポールのアクティビストの提案が可決されて経営陣が全面的に入れ替わる事案もあった。「みずほ証券」の菊地氏によると去年1年間はアクティビストの提案が通ったのは1件だけだったという。そのため今回のように取締役の座を奪われたり経営陣が大きく変わったりする事案は珍しいという。こうした背景について菊地氏は「持ち合い株の解消や外国人株主の増加に加え機関投資家がアクティビストの提案に対し是々非々で判断するようになっている」と話していた。こうした状況のなか経営側は株主に対しこれまで以上にガバナンスの取り組みや利益の配分など未来図をしっかり説明することが求められてると言えそう。アクティビスト側の提案には様々なものがあるが、株主と経営側の間で対話を深めるきっかけにしていく視点も大切、などと伝えた。
今月から刑法が改正され、「拘禁刑」が導入される。これまでの懲役刑では、懲らしめの意味で労働が義務付けられていたが廃止され、拘禁刑に一本化することで受刑者の立ち直りに重点を置くという。刑罰の在り方が変更されるのは、明治以降で初となる。背景には再犯の多さがあり、法務省によると、一昨年刑務所に入った人の55%以上が、2回目以上の入所だという。木元さんは「拘禁刑は、受刑者の立ち直りにより重点を置いているのが特徴で、年齢や障害の有無など、受刑者に応じた支援を行なっていきます」などと話した。
佐賀市の「佐賀少年刑務所」では、初犯の20代~30代の受刑者を中心に、約400人が収容されている。これまで受刑者は、原則私語禁止で、1日最大8時間の作業を行うことが多かった。2年前から、コミュニケーション能力等を向上させる話し合いのグループワークが実施されている。出所した受刑者が、職場で人間関係の問題を抱えるケースが多いため、行われるようになったという。刑務官も、プログラムを通じ、自発性が芽生えるなど受刑者の変化を感じているという。
刑務所では、高齢者を対象に認知機能の維持や身体機能向上のためのプログラムがある。また、薬物依存者を対象に、依存症から離脱するための指導をしているという。木元さんは「出所者を積極的に雇っている事業主を『協力雇用主』と言いますが、6年前に協力雇用主を対象に行なったアンケートで、約5割が『雇用した出所者に就労上の問題があった』と答えています」などと話した。
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- 拘禁刑
佐賀県・伊万里市で配管工事会社を営む吉永直人さんはこれまで7年間で3人の出所者を受け入れてきたがコミュニケーションの面で難しさを感じたと振り返る。吉永さんは受刑者の立ち直りに重きを置く拘禁刑に期待を寄せている。
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- 伊万里市(佐賀)
VTRのなかで「一筋縄ではいかない」といった話もあったが、出所者に仕事の内容を教える際に相手がきちんと理解しているか分かっているか、反応を見ただけじゃなかなか分からない難しさがあると話していた。犯罪学に詳しい専門家は「これまでの教育作業は必ずしも更生や立ち直りにつながっていない」と指摘していた、などと伝えた。
龍谷大学・浜井浩一教授は「拘禁刑は受刑者の待遇改善ということではなく、受刑者というのはいずれ社会に戻って来る人たちなんだ。なのでよりよい人間になって再犯をしない人間になって戻ってきてもらったほうがいいという共通認識のもとに受刑者に対して様々な改善・更生の機会を提供する。社会復帰のための準備ができる場所に刑務所が変わっていくのが大事。」などと話した。
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佐賀少年刑務所では、研修を受けるなどしてプログラムを対応する刑務官の数が限られており、刑務官の人手不足が指摘されている。日本に先駆け拘禁刑を導入したイタリア・ミラノの刑務所では、出所者が再犯する割合は60%から18%に下がったという。ミラノの刑務所では、毎日約200人のボランティアが刑務所に出入りし、「開かれた刑務所」を実現している。木元さんは「今回お伝えしたお話は、なかなか遠いことに捉えられるようかもしれませんが、受刑者はいずれ社会に戻って来る人たちです。受け入れる社会の一員として、刑務所にどんな変化が起こっているかを知ることは重要だと感じました」などと話した。
「りぼん」を発行する集英社に新人まんが家の杜河美南さんが打ち合わせに訪れていた。担当する編集者がアドバイスを送り共に作品を作り上げていく。編集部が大切にしてきたのが登場人物の心情の変化を定年に描くこと。明治大学教授の藤本由香里さんは、りぼんの歴史から戦後日本の女性が歩んだ足跡が見えてくると指摘する。1955年の創刊から連載を主に担っていたのは男性の作家たちだった。変化が起きたのは1970年頃、社会では女性の権利向上を目指すウーマンリブが始まっていた。この時期、戦後生まれの女性たちが次々連載を開始した。恋愛ものが中心になってくるのは戦後生まれの若い作家が描き始めてから。1990年代には自分の人生は自分で選ぶという自立した主人公が描かれるなど常に時代の女性像を反映させてきた。中学生の時に学校生活に馴染めず苦しんでいた井上そらさんは「となりはふつうのニジカ(ちゃん)」を読み周囲と同じでなくても良いと考えるようになったという。杜河美南さんは、誰かの相棒じゃないですけどそういうふうになれるマンガを描けるマンガ家になりたいと思っていますと語った。
小宮智可は、妹が2人いたのでりぼんをよく読んでいたと話した。
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料理研究家の鈴木登紀子さんの映像を紹介。「きょうの料理」に40年以上出演し、「ばぁば」の愛称で親しまれた。NHKに残っている最も古い鈴木さんの映像は、1983年の「きょうの料理」で、「スモークサーモンの残雪」を作っていた。鈴木さんは1924年、青森・八戸市に6人きょうだいの末っ子として生まれた。終戦後に上京し、結婚後は料理教室を開き、たちまち話題になったという。生涯現役を貫いた鈴木さんだが、87歳で大腸がん、89歳で肝臓がん、91歳で心筋梗塞となり、出汁を使った減塩料理なども考案していた。鈴木さんのレシピは、番組HPにて。
べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜 第25回の振り返り。衣装デザインを担当する伊藤佐智子さんは、江戸時代中期の町人文化が絶好調だった空気感を着物の柄で表現した。男は上昇志向が強いので勝ち虫と呼ばれるトンボの柄で前に進む象徴を表現、コマの柄は中心のある生き方やお金周りが良いなどを表現している。伊藤さんは、次郎兵衛はお気楽な江戸のボンボン、昔読んだ浮浪雲というマンガみたいな感じと話した。また解体新書など先進的な本を出版した須原屋市兵衛の衣装では、羽織の紐を金属のチェーンにした、西洋にも通なところがあると語った。ありがた山のコンサートが東京と神戸で開催される。コンサートでは、音楽担当のジョン・グラムさんが手掛けた音楽を総勢70名のフルオーケストラによる生演奏で映像とともに全15曲が披露される。また出演者によるトークショーもある。
本日の募集テーマ「あきらめないでよかったこと」について視聴者からの投稿を紹介。50代で登録販売者の資格に合格、2年間の実習期間も終えて60歳を超えた今その資格をもとに再就職することが出来た、ネコが脱走して2ヶ月間ほとんど毎日探し続けて遂に保護したこと、大学進学で地元を離れる時にピアノから遠ざかったが結婚する時にピアノを買って合間に練習し、ショパンが弾けるようになったこと、寝台特急カシオペアへの乗車などのエピソードが紹介された。
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