佐賀少年刑務所では、研修を受けるなどしてプログラムを対応する刑務官の数が限られており、刑務官の人手不足が指摘されている。日本に先駆け拘禁刑を導入したイタリア・ミラノの刑務所では、出所者が再犯する割合は60%から18%に下がったという。ミラノの刑務所では、毎日約200人のボランティアが刑務所に出入りし、「開かれた刑務所」を実現している。木元さんは「今回お伝えしたお話は、なかなか遠いことに捉えられるようかもしれませんが、受刑者はいずれ社会に戻って来る人たちです。受け入れる社会の一員として、刑務所にどんな変化が起こっているかを知ることは重要だと感じました」などと話した。