静岡・伊豆市・土肥金山には世界最大級250キロの金塊を触ろうと観光客が集まっていた。金の先物価格は右肩上がりで上昇し続け、今月14日ニューヨーク商品取引所の金の先物価格が一時1トロイオンス約44万円と史上最高値を更新。背景にはアメリカ・トランプ大統領の新たな関税による景気悪化への懸念などがあり、安全資産とされる金を買う動きがある。一方東京都内のブランド品など買取店にきのう18金の指輪を売りに来た人は売却を見送り今後の金の価格を注視したいとした。これまではロシアのウクライナ侵攻などを受けて金を買う動きが高まり高値となっていたが第一生命経済研究所・永濱首席エコノミストは「一番の要因はトランプ大統領の関税政策。世界経済に悪影響が出るとの懸念から安定資産とされる金の需要が上昇。今後も上昇が続く可能性が高い」ということ。