出版社の佐藤雅一さんが漫画雑誌の紙がカラフルな理由を説明。漫画雑誌の紙がカラフルになったのは昭和40年代、大人気漫画の連載で発行部数を伸ばしたころから当時の週刊漫画雑誌の発行部数は1年間で2億部以上 。大量に印刷する必要があったため、コストの安い「更紙」という再生紙を使って印刷するようになった。富士市にある更紙の製造工場を紹介。紙を作るには大量の水が必要なので、富士山の水資源が豊富な富士市周辺は製紙業が盛ん。古紙は黒インクが抜ききれないので染料で色を付けて目立たなくしている。漫画雑誌用には樺色、ひわ色、黄色を作っている。グレーの紙は印刷した文字が目立たないが、紙に色を付けると印刷した文字が見やすくなる。樺色、ひわ色、黄色を順番に並べることで読者を飽きさせないようにしている。また、色が変わることで作品の区切りをわかりやすくしている。漫画雑誌ができる工程を紹介した。
住所: 静岡県富士市川成島640