大田区蒲田駅周辺の区営駐輪場は大田区役所ホームページによると20か所。この駐輪場のほとんどを占めているのが有料制で定額利用は月額500〜2000円、一時利用は1回100〜200円、または一定の時間ごと50〜200円。登録制の駐輪場は2カ所、年間利用で自転車3000円、原付は4000円。駅近くの無料制は2カ所で空きがあればだれでも利用できる。東京・大田区の蒲田駅近くに大量の放置自転車が止められている問題。大田区条例第9条で定めている自転車放置禁止区域について。原則として自転車の路上駐車は違反。放置禁止区域内は警告札の貼付、即時撤去。区域外は警告札の貼付、1週間後撤去。撤去手数料は自転車3000円、原付5000円。今回取材した放置自転車が密集する場所は放置禁止区域外、有料制の駐輪場とほぼ変わらない場所。大田区は放置自転車が多い場所として有名だという。
東京都生活文化スポーツ局公表の資料によると、1位は新小岩、2位・蒲田（収容能力1万3954台、実収容台数9534台）、3位・京成立石、4位・高円寺、5位・浅草（つくばエクスプレス）。蒲田駅は自転車の収容能力が1万3954台、実収容台数は9534台でまだ収容が出来る状態ではあるという。駐輪禁止エリアに止める人の意見「駐輪場が少なすぎる、いつも満車で入れない（自転車を）取られる覚悟ですね」「見回りの時間を過ぎたので大丈夫。普通の駐輪場だとお金がかかるからここだと無料なので」など。大田区の担当者によると、状況が改善しないようなことがあらば放置禁止区域の拡大を視野に検討していく予定だという。さらに蒲田駅東口に約2800台収容可能な駐輪場を建設中。工事期間は2030年までの見込み。ジャーナリスト・大阪芸大短大部教授・立岩陽一郎は「地域の人達がどう考え、どういう風に対応したら良いかを率先して考えるようになれば議論できるのでは？」などとコメント。大空幸星は「駅近の所は基本的に賃料が高いから自転車で通っている人は比較的に賃料が安い地域に住んでいる人が多いのが推定されている」などと話している。