やってきたのは江東区新木場。待っていたのは赤酢の匠・横井醸造工業の横井太郎さん(62)。横井醸造工業は1937年創業の老舗食酢メーカー。都内で唯一お酢の製造工場を持つ会社でもある。江戸前の寿司職人達が認める濃厚な赤酢。どうやって作っているのか?工場の中へ入る。お酢を作るにはまず蒸した米に、麹や酵母などを加えて発酵させ日本酒を作る。その日本酒に酢酸菌という菌を加えて発酵させたものが米酢となる。一方、横井醸造の赤酢は日本酒を絞った後に残る酒粕を熟成し、そこから抽出した粕汁に酢酸菌を加えて作る。この製造工程に膨大な時間と労力がかかっているという。城島さんの背丈よりも大きい巨大なタンクがたくさん並ぶ部屋。タンクの中では酒粕が熟成されている。カビが発生しないようにするため職人が足で踏み込みながら空気を抜いて入れるそう。酒粕を長期熟成させることでアミノ酸などが増え濃厚な赤酢に仕上がるという。
