「連続テレビ小説 虎に翼」の主人公・猪爪寅子のモデルとなったのが日本初の女性弁護士であり、法律家の三淵嘉子。日本初の女性弁護士となった3人が法律を学んだのが明治大学、日本で初めて女性に法律を教えた学校だという。戦前の女性は法律用語で「行為無能力者」と呼ばれ、財産は夫に管理されるなど、妻の自由は制限されていた。当時は法律の勉強が難しかったり、結婚したりなどで退学していく人も多かった。また、女学部から法学部へ進学しないと司法科試験を受けることはできなかったという。田中正子は地域に根差し、女性の人権を守り続け、女性初の弁護士会会長になった。久米愛は日本婦人法律家教会を設立し、国連の会議などに参加した。三淵嘉子は戦後、日本国憲法で男女平等が謳われると司法省へ行き、自分を裁判官に採用するよう直談判した。その後、三淵嘉子は家庭裁判所の設置に尽力し、女性初の裁判所所長にもなった。「連続テレビ小説 虎に翼」は4月1日(月)からスタート。