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「NICU」 のテレビ露出情報

保育士の宮田愛美さんは地震後、子どもを連れて避難所に身を寄せた。消防団の見回りで夫は不在。しかし揺れが続き子どもたちは寝付けず、2人を夜通し抱っこし家に帰った矢先に破水。予定日はまだ2ヶ月先。かかりつけの産院に駆け込んだ。主治医の村本さんは、このまま生まれれば赤ちゃんが危ないと、鹿児島市立病院に再び搬送要請がかかった。ヘリが飛べるのは原則日没まで。背中を押したのは「迷ったらやれ」という言葉。整備士の下玉利さんは、不測の事態に備え燃料と機材は補充していた。午後6時10分に離陸し、機内で想定される自体をクルーで共有。救急車もヘリとの合流地点に移動。1人での出産に、愛美さんの手を握って励ましたのは助産師の岩本さん。「ヘリに乗るまでいるからね」と言ってくれており、そのときは愛美さんは泣いたという。着陸と同時に平川さんが処置を開始。山口さんが吐き気止めを注射し乗り物酔いでいきむのを防ぐ。離陸寸前、岩本さんは平川さんと短い言葉を交わしねぎらいの言葉をもらったという。離陸したのは明るさがギリギリの日没2分前だった。愛美さんが無事に鹿児島市立病院の病室に運ばれたのは午後7じ40分過ぎ。翌朝5時、早産で生まれた赤ちゃんはNICUの保育器に守られた。平川さんは、少年時代に難病を治療してもらった医療への恩返しが果たせたと思ったという。

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