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「新疆ウイグル(中国)」 のテレビ露出情報

鳥取と言えば、誰もが思い浮かべる「鳥取砂丘」。その先にあまり知られていない施設がある。世界でも珍しい乾燥地に特化した専門の研究所「鳥取大学 乾燥地研究センター」。そこには外国の人たちの姿があった。アジアやアフリカなどの7カ国から約30人が研究に来ている。彼らを引き寄せているのが、小麦の改良で日本農学賞などを受賞している辻本博士。優しい笑顔がトレードマーク。
2024年4月下旬、辻本さんにとって一年で最も忙しい時期を迎えていた。施設内の農場には、辻本さんが研究している”乾燥に強い小麦”が育っていた。夏になると砂丘の温度は60℃に、実験にはもってこいの場所だという。その畑の横では、特殊な環境を利用する企業がいた。砂地を月面に見立てタイヤの開発をしたり、過酷な環境下で様々な実験が行われている。辻本さんも大事な作業を始める。雄しべを全て抜き、違う品種のものを雌しべにつける交配作業。チャンスは年に一回だけ、多い時には300以上交配させる。記録はノートに。学生時代に農学を専攻、当時日本ではほとんど栽培されていなかったという理由で小麦の研究を始めた。気づけば44年の月日が立っていた、小麦一筋で何千・何万と繰り返した交配の記録に研究者の執念を感じる。辻本さんが作り出した小麦の種を保存している倉庫には、様々な特徴を持つ種が約1万。その中には、暑さと乾燥に強い性質の種もある。偶然、中国の山の中で見つけた野生種を、日本の品種と掛け合わせることで生まれた。辻本さんの原動力は、近年の気候変動で乾燥地帯が拡大し、過酷な大地で生きる人たちへの思い。しかし、小麦は一年に一度しか収穫できず、なかなか品種改良が進まない。そこで、日照時間をコントロールすることで年に4.5回収穫できることに。温暖化との追いかけっこ、改良を重ねても近年の気候変動により厳しい戦いが続いている。
辻本さんは10年前からアフリカの地で実証実験を始めた、場所はスーダン。持ち込んだ1000種類の内6つが、スーダンの環境に適応できることがわかってきた。イザットさんは、スーダンプロジェクトの現地リーダー。国の期待を背負い、大詰めの研究を辻本さんのもとで行っている。ところが去年5月、前の年にスーダンで再発した内戦が拡大し、実験場も戦火に巻き込まれたという。ゲリラが研究所を襲い冷蔵庫を持ち去ったために、保存していた大事な種は暑さで使えなくなってしまった。イザットさんも言葉を失う。事実上、スーダンでの実験が絶たれてしまった瞬間だった。これまでの努力が水の泡となって消えた。辻本さんも心の置所がない。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年2月1日放送 17:30 - 18:50 TBS
報道特集(特集)
多くの民族を抱える中国では言葉や文字というのが統治の手段として使われている。モンゴル国のウランバートルを歩くとキリル文字があふれていて、ロシアに来たのかという錯覚するくらい。これは史上2番目の社会主義国としてソビエトの強い影響を受けたからで、社会主義体制を生き延びるにはロシア語を学ばざるをえなかった。21世紀の今、今度は中国で習近平主席の偉大なる中華民族の復[…続きを読む]

2024年10月19日放送 13:50 - 16:10 NHK総合
Jリーグ(ニュース)
英国の労働党政権は中国と現実路線の安定した関係を構築していく方針を示している。ラミー外相はきのう王毅外相と初めて会談し、貿易や気候変動対策などの分野で協力関係を進めることを確認した。英国政府の発表では言論の締めつけが強まる香港や新疆ウイグル自治区での人権問題など双方の意見が異なる課題についても議論したと強調している。一方で今後は各分野で閣僚級の協議を定期的に[…続きを読む]

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