- 出演者
- 伊藤隆佑 村瀬健介 日下部正樹 山本恵里伽 関まどか
オープニング映像。
石破総理大臣とアメリカ・トランプ大統領の初めての対面による日米首脳会談を来週7日に行う方向で、最終調整が行われている。政府関係者によると石破総理は、2月6日〜8日までの日程でアメリカを訪問し、現地時間の7日に日米首脳会談を行う方向。今日は林官房長官や外務省の関係者らと首脳会談に向けた勉強会を行った。首脳会談で石破総理は、日本企業の進出などによるアメリカでの雇用創出をアピールし、安全保障やエネルギー政策といった幅広い分野で意見を交わすことで日米同盟の強化につなげたい考え。一方、トランプ大統領も石破総理が来週訪米すると明かし「会談を楽しみにしている」と述べた。
2月1日はプロ野球界のお正月。期待の新戦力も、大記録のかかるベテランも2025年シーズンの第一歩。今年は3年ぶりに12球団が一斉にキャンプイン。球春到来を告げた。去年リーグ3位から26年ぶりの日本一に輝いたDeNA。牧や桑原など立て役者が勢ぞろい。今年はリーグ優勝からの2年連続日本一を狙う。リーグ連覇を狙う巨人には、雨の中でも多くのファンが詰めかけた。注目は楽天から移籍してきた田中将大。背番号「11」のユニフォーム姿を披露し、あと3勝に迫る日米通算200勝へ第一歩を踏み出した。田中は「ユニホームを着るとまた感じ方が違う」と語った。ヤクルトでは球界最年長、45歳の石川雅規が初日からブルペン入り。プロ野球新記録となる24年連続勝利がかかるシーズンに挑む。石川は「まだまだ本当に野球がうまくなりたいし、勝ちたい思いが強い」と語った。
戦後80年プロジェクトつなぐ、つながる・TBS NEWS DIG×YAHOO!JAPANニュース・戦後80年「#きおくをつなごう」の紹介。
気象庁によると、関東甲信地方の山沿いを中心に大雪となり、平地でも積雪となるところがある見込み。今日夕方〜明日夕方までの24時間に降る雪の量は、多いところで箱根から多摩地方や秩父地方にかけて10cm、東京23区で3cmと予想。JR東日本は、青梅線・青梅駅〜奥多摩駅の間は、明日の始発〜午後3時ごろまで運転を見合わせるほか、中央本線や首都圏を走る一部の在来線でも大幅な遅れや運休などが発生する可能性があると発表。一方、現時点で東北新幹線などは通常どおりの運行を予定している。JR東日本は、最新の運行情報を確認してほしいと呼びかけている。
全国各地の天気を伝えた。あす東京23区でも雪のおそれ。
中国では少数民族の言葉が存続の危機に陥っている。中国の内モンゴル自治区で何が起きているのか。一方で、隣のモンゴル国は今年長年使われていなかったモンゴル文字の復活を決めた。言葉を巡って揺れる2つのモンゴルを取材。モンゴルの首都・ウランバートル。大相撲・元小結・旭鷲山。1991年にモンゴルから来日し、史上初のモンゴル出身力士として多彩な技で人気を集めた。旭鷲山が切り開いた道をたどるようにその後、多くのモンゴル人が来日。朝青龍や日馬富士といった名横綱も続々と誕生。今に至るモンゴル人力士の草分け的存在だが、来日当初は戸惑うことが多かったという。引退後、ふるさとのモンゴル国に戻り、国会議員などを務めた旭鷲山が心配していることについて、「モンゴルの言葉を話してはいけない。モンゴル文字は学校で教えてはいけない。本当に残念」と語った。モンゴルの隣の国中国で起きていた。中国北部にある内モンゴル自治区。人口約2400万人、そのうちの2割、約400万人がモンゴルの人々。至る所で目につくのは民族団結を促すスローガン。実がギュッと詰まったざくろは民族団結の象徴とされている。中国では多数派を占める漢族のほか、55の少数民族が暮らしている。モンゴル族も、ここでは少数民族の一つに数えられている。中国・内モンゴル自治区とモンゴル国。なぜモンゴルは2つに分かれることになったのか。歴史は13世紀にさかのぼる。1200年代後半、世界史上最大規模の広大な領土を誇ったモンゴル帝国。率いたのはチンギスハーン。その後、帝国は崩壊。17世紀には当時の清朝に征服され、中国の一部となった。1924年、北部は旧ソ連の支援を受けて独立。一方、漢族の入植が進んでいた南部は、1949年、中華人民共和国の建国に伴い現在の内モンゴル自治区となった。中国の内モンゴル自治区では、道路標識や看板には漢字と共にモンゴル族固有の文字・モンゴル文字が併記されている。これまで公用語である中国語とともにモンゴル語を学び使うことが許されていた。しかし5年前、事態が一変する。声を上げているのはモンゴル族の親たち。学校の前に集まり抗議の声を上げた。きっかけは2020年、中国政府が「国語」や「歴史」といった一部のモンゴル語の教科書を中国語に切り替えるなど、モンゴル語による授業を大幅に減らす方針を打ち出したこと。ここ数年、中国政府は少数民族に対し、中国語教育を強化するなど漢族への同化政策を進めている。「モンゴルの言葉が失われてしまう」と危機感を抱いた生徒や親による抗議活動は瞬く間に拡大。授業をボイコットする動きも広がったが、中国政府は抗議活動の参加者を次々と拘束、徹底的に抑え込んだ。アメリカを拠点とする人権団体・南モンゴル人権情報センターによると、約1万人が当局に拘束された。国際的な非難にさらされた中国外務省・華春瑩報道官は「モンゴル語の授業時間も使用教材も授業で使う言語も変わらない。中国語とモンゴル語を使うことに変わりはない」と主張。しかし2023年には中国・習近平国家主席自ら内モンゴル自治区を視察し、「中国語の使用を徹底するよう」指示を出すなど方針は強化されている。抗議活動から5年、いま現地はどうなっているのか。
中国・内モンゴル自治区西部にあるオルドス市。市内にはモンゴルの子供たちが多く通う民族学校がある。中国の国歌が流れる校庭で敬礼する子供たち。校舎には「中国語を話そう」というスローガンが掲げられていた。抗議活動に参加したという人に話を聞いた。モンゴル語による授業はここ数年で大幅に削減されたという。モンゴル語による授業削減という中国政府の方針に抗議して、辞職した教師もいたという。モンゴル族の子供が通う民族学校の教師(漢族)は、授業の変化を「小学1年生は全部中国語。モンゴル語の授業は少しはあるが他は全部中国語で教えている。ここ数年で教育改革が行われた」と証言した。授業が減った影響ははっきりと表れていた。変化が起きていたのは、学校だけではなかった。街なかではモンゴル族の文化を保護するため併記されていたモンゴル文字の表記が少なくなり、漢字のみの看板が並んでいた。モンゴル文字を併記しなくてもよくなったという。内モンゴル自治区で急速に進む漢族への同化政策。その影響は、世界史上最大規模の帝国を築き上げたモンゴルの英雄・チンギスハーン。中国・内モンゴル自治区・オルドス市内にはチンギスハーンが眠るとされる廟がある。中国で消えるモンゴル語。失われゆくモンゴルのアイデンティティー。危機感を抱いたのは隣の国モンゴル国で暮らす人々。
2020年、中国国内での抗議活動に呼応するようにモンゴル国でも「モンゴル語を守ろう」というキャンペーンが展開され、瞬く間に世界各地に広がった。キャンペーンを主催したNGOは中国政府の弾圧から逃れてくる内モンゴル自治区の人たちを助ける活動も行った。NGO「言語を守ろう」・バーサンジャルガルさんは「モンゴルでは命より名誉が大事。名誉とは“言葉や文化を守り抜くこと”。命をかけてモンゴル語を守る」と語った。市民たちも中国の状況に胸を痛めていた。モンゴル国で暮らす人々の多くはモンゴル文字が読めない。長らく旧ソ連の強い影響下にあったため、1940年代、モンゴル文字に代わり、ロシアで使われているキリル文字を導入したから。街でみかけるのはキリル文字ばかり。モンゴル文字はほとんどない。中国国内で進む急速なモンゴル語消滅の動きは、モンゴル政府の後押しすることになった。言語政策国家委員会・ナランゲレル事務局長は「2025年1月1日からモンゴル文字とキリル文字で公文書を作成することを決めた」と語った。今年1月から公文書でモンゴル文字を使うことを義務づけることになった。モンゴル・ウランバートル市内で暮らす男性は、日本に3年間留学し、今は日本人観光客向けのガイドをしている。男性は今、独学でモンゴル文字を勉強している。モンゴル文字を使い続けてきた中国の内モンゴル自治区は、文字や文化が保存されている特別な場所だったと男性は考えている。モンゴル国で暮らすモンゴル人は、約330万人。一方、内モンゴル自治区には約400万人。もし内モンゴルからモンゴル文字が消えてしまったら。危機感は強い。政府は今後、公文書だけでなく道路標識や看板などにも徐々にモンゴル文字を広げていく方針。80年ぶりのモンゴル文字復活の動きは教育現場でも広がっている。小学校6年生〜高校3年生が週2回、モンゴル文字を学んでいる学校の先生の悩みは、日常生活の中でモンゴル文字に触れる機会が少なく、生徒がすぐに忘れてしまうこと。それでも生徒たちは、自らの民族の歴史と文化を再確認するように積極的に学んでいる。忘れられたモンゴル文字を取り戻そうとするモンゴルの人々。モンゴルで始まったモンゴル文字の復活の動きは一度失った言葉を取り戻すには長い年月がかかることを教えてくれる。
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モンゴルの歌を歌う元小結・旭鷲山も、モンゴル文字を読むことができない。旭鷲山は「モンゴルという国の文化の一番のポイントは言葉から始まるので、モンゴル文字は忘れちゃいけない」と語った。民族のアイデンティティーである言葉を巡って揺れる2つのモンゴル。守っていくことの大切さと難しさを今かみしめている。旭鷲山は「日本の言葉で話しているのが、本当に羨ましい。当たり前かもしれないが、僕らから見たら、そうではないところがいっぱいある。国にとって一番大事なのは“言葉”と“文字”」と語った。
多くの民族を抱える中国では言葉や文字というのが統治の手段として使われている。モンゴル国のウランバートルを歩くとキリル文字があふれていて、ロシアに来たのかという錯覚するくらい。これは史上2番目の社会主義国としてソビエトの強い影響を受けたからで、社会主義体制を生き延びるにはロシア語を学ばざるをえなかった。21世紀の今、今度は中国で習近平主席の偉大なる中華民族の復興の名のもとに急激な同化政策が進んでいる。内モンゴルだけでなく、チベット新疆ウイグルには多数派を占める漢族が流れ込んで少数民族の人たちも北京語をしゃべらないと生活ができないくらい。忘れてならないのは、一度失われた言葉や文字は取り返すことが非常に難しい、多様性とは全く逆の同一化、同質化の動きがどう進んでいくのか、隣国に住む私たちは見守る必要がある。
スピードスケートW杯。日本のエース・高木美帆選手が最多勝利記録を更新する快挙を達成。アメリカ・ウィスコンシン州・W杯第4戦女子1000m:優勝・高木美帆。高木がW杯日本勢最多となる35勝をマーク。W杯通算優勝:高木美帆35勝、清水宏保34勝、小平奈緒34勝。表彰式に登場したのは現地ウィスコンシン州の名物でもあるチーズのかぶり物。頭に乗せ、笑顔で写真撮影を行った。
アメリカ女子ゴルフツアー開幕戦・ヒルトングランドバケーションズトーナメント2日目:1位・キムアリム(韓国)、3位位タイ・竹田麗央、9位タイ・笹生優花、17位タイ・古江彩佳。竹田は3位タイに浮上。デビュー戦でいきなりの優勝も見えてきた。竹田は「良いイーグルだった」とコメント。
北海道札幌市・TVh杯ジャンプ大会:1位・葛西紀明、2位・小林潤志郎、3位・内藤智文。52歳のレジェンド・葛西が飛距離142mのビッグジャンプを披露。衰え知らずの52歳が、ただ1人140m超えを果たし大会連覇を達成。
報道特集の番組宣伝。
エンディングの挨拶。